名瀬は県内の離島自治体の中でも、最大の人口規模を有し、行政機関や商業施設、物流等が集中する中核都市。名瀬港は、古くから本土や南方諸国との貿易港として栄え、交通、産業、経済、文化の発展に大きな役割を果たしました。ティダモール中央通りは、そんな名瀬の町で一番大きなアーケード商店街で、名瀬郵便局の目の前にあります。戦後20年ほどの昭和39(1964)年にアーケードが完成し、50年ほど経った今では、名瀬市の代表的な商店街です。ちなみに、商店街の名前にある「ティダ」とは、奄美弁で「太陽」という意味だとか…
この商店街にあるお店の多くは、2代目店主の方が経営されているらしく、そのことからも歴史を感じます。島の方からお聞きしましたが、昔は、今よりも大島紬のお店が多く、若い人の働き口と言えば!という場所で人通りが絶えなかったそうです。
ここで余談ですが、大島紬は、奄美大島発祥の絹織物で、約1300年の歴史を誇る日本の伝統工芸品です。また、ゴブラン織り、ペルシャ絨毯と並ぶ、世界三大織物としても知られ、最大の特徴は、先染めによる細かい絣(点)で柄が表現されていることです。商店街には大島紬のお店もあるので、是非足を運んでみてくださいね。
大島紬のお店以外にも、スーパーをはじめ、服屋、雑貨屋、ヘアサロン、眼科や薬局があり、町の人の生活感が味わえます。
また、レストランや喫茶店もあるので、休憩がてらにそちらにも是非‼
商店街をさらに進んで、アーケードを抜けると、三味線屋や郷土料理店も。
雨が降っても、アーケードがあるので安心‼名瀬に来た時には、ふらっと寄ってみると、島での生活が垣間見えて面白いかもしれないですね。また、島の人とのコミュニケーションも楽しんでみてください!
基本情報
スポット名 :名瀬商店街(ティダモール)
住所 : 鹿児島県奄美市名瀬末広町8-17
駐車場 :あり