国道58号線沿い、空港⇔名瀬市の中間点、龍郷町にある郷土料理のお食事処「けいはんひさ倉」。目印は、創業者の「久倉茂勝」さんが育てている店前のお花畑です。
納得できる味のために、養鶏場から作り上げた
鶏飯(けいはん)が食べられるお店は奄美大島にもいくつかありますが、中でもひさ倉の鶏飯は、鶏スープが濃いと感じました。
そのあたりを伺ってみたところ、こんな答えが。
鶏の骨を煮込むと、普通は骨が溶けてスープが濁ってしまう。
でも、うちのスープはじっくり出汁をとっても濁らないで澄んだまま。
理由は鶏たちを何反もの広い場所で飼育してるから。
走り回った鶏は骨が固くなって、濁らないスープがとれるんです。
そんな育て方を可能にするために、3000羽を収容できる養鶏場、食鳥処理場も自分たちでつくり上げられました。
他にも鶏飯を彩るたまご、パパイヤやたんかん、ネギなども無農薬での自社農園で栽培されているそうです。
〇鶏飯(1,200円)
このように具材とスープを入れて食べます。
そしてこちらが、もう一つの看板メニュー鶏刺し。
〇鶏刺し(550円)
味も濃厚で、噛みごたえも刺身に適した「さつま若しゃも」を使われています。他では中々食べられないモモの刺身も食べられるのだとか。
島への想いを受け継いでいきたい
元々大島紬の職人だった茂勝さん。より世の中によろこびを提供できることを、と次の活躍の場を“食”に移されました。50歳を過ぎたころに創業され、20年以上続けられています。その間、上記の様に納得のいく味を追求し続け、木目に溢れた落ち着ける店内を自ら指揮してつくりあげ、お客様優先の接客姿勢をスタッフたちにも定着させ平成15年、天皇陛下が奄美大島に訪問された際には、茂勝さんがけいはんを出前されたそうです。今や観光客はもちろん、島の方々も頻繁に来店する、奄美大島になくてはならないお店になりました。
店が大きくなった今も島への想いは変わらず、島に恩返しをしたい、と語ってくださいました。養護施設の子供たちや高齢者施設の方々を年に数回必ず招待し、ごちそうしているそうです。今後の展望を伺うと、
「島の唄者を呼んで、食だけでなく歌も楽しめる場にできたら」
と、また新しいビジョンが。
長男、勇一郎さんにお店の経営を預けた今もお店に立ち続け、もっと良いものをつくってお客さんを感動させよう、とする姿勢を崩しません。
島の人にも観光客にも愛されて23年。ひさ倉さん親子の想いがつまった、他にはない鶏飯をどうぞ。
基本情報
- 施設名 :けいはんひさ倉
- 住所 :鹿児島県大島郡龍郷町屋入511
- 駐車場 :有
- 営業時間:11:00〜 ※スープが無くなり次第終了
- 定休日 :無休
- 予約 :不可
- TEL :0997-62-2988
- 予算 :〜2000円
- 席 :座敷、テーブル席、団体席あり
- ベビーシートあり
- バリアフリー
ここ最近食べたものの中で一番おいしい ぜひ来て欲しい
初めての鶏飯、とっても美味しかったです!少食の私でもおかわりできたくらいさらさらと食べれました。また奄美大島に来た際には食べに来たいと思います!
鶏飯がおいしかったです!
ご飯にのせる具材がたくさんあって食べる前から楽しかったです‼
生まれて初めて食べた鶏飯、とても美味しかったです! さっぱりしてお箸が止まりませんでした!
うまし!!
初めての鶏飯!美味しかったです!!家族を奄美に連れて来ることがあれば食べてもらいたい!!