与論島で唯一、黒糖焼酎を作っている酒蔵 『 有村酒造 株式会社』

皆さん、与論島ってご存知ですか?奄美群島の中では最も沖縄県に近く、鹿児島県では最南端に位置します。この「与論島」、最近では女性誌などで「天国に一番近い楽園」、「死ぬまでには一度は行っておきたい場所」として紹介されています。中でも有名なのが「百合が浜」。この「百合が浜」は、潮が引く干潮時だけに現れる砂浜です。与論島に行く際には、行っておきたいスポット。

▼コチラが百合が浜
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ちなみに与論島の人口は約5,500人、周囲が約22km、主な産業は農業と観光業なんだとか。

今回は与論島で唯一、黒糖焼酎の製造を行っている「有村酒造」のご紹介をして参ります。
今回ご協力いただいたのは「有村酒造」で工場長を務める有村晃治さんです。奄美群島,与論島,有村酒造株式会社,島有泉,有村社長
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これから与論献奉をたしなむ晃治さん。ちなみに与論献奉ですが、一言で説明するなら、お酒を回すことで歓迎(おもてなし)の意を示すという儀式のことを言います。

では、晃治さんにお話を伺ってまいりましょう。

Q: 晃治さん、高校を卒業されてからは何をされていたのでしょうか?

高校卒業後は、関東の大学に進学しましたよ。そこでは工業系の勉強をしていました。好きなこと(工業系)を学ぶのが一番だよね!それに島を出たのは社会勉強だと思って出てみたんだよね。島にいたら見られないこと、経験出来ないことをしたいと思ったのがきっかけだったんです。

ちなみに晃治さんは大学卒業と同時に、生まれ育った与論島に戻ってこられたそう。その後、じっくり仕事に取り組もうとしたものの当初は、苦労の毎日だったそう。中でも課題だったのが「お酒の製造」。イメージしていた味や風味を作ることができない状態に悩まれていました。「このままではいけない」と一念発起、奄美大島の酒造メーカーに相談に行き、そこで製造の「いろは」を教えていただいたんだとか。

Q:大変な日々を過ごされていたんですね。

そうでしたね。あの時の経験があったからこそ今があるんだと思ってます。学ばせてくれた方に、感謝の思いを持って過ごしていかないといけないね。

こうして長年の経験が実を結び今の「島有泉(しまゆうせん)」があります。
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◆おススメの飲み方
お湯割りが一番。島有泉の特徴的な味(辛口)がより一層味わえるそう。

◆お酒の種類について
20度、25度、35度とありますが、一般的には20度がメインで販売されているそう。

与論島で唯一の酒蔵、「有村酒造」の黒糖焼酎をご堪能あれ。

最後に晃治さんより一言頂戴しました。有村酒造,与論島,有村社長,晃治さん,徳田酒造の徳田社長とご一緒
※写真左が晃治さん。右は沖永良部酒造代表の徳田英輔さん。

現在、年に7万人ほどの観光客が与論島に来ているそうです。与論に来たら与論の大自然を味わってもらいたいと思います。そして弊社の工場にも見学にいらしてください。その際、事前にご連絡をいただれば幸いです。皆さまと会えることを楽しみにしています。

基本情報

  • 施設名:有村酒造株式会社
  • 住所:鹿児島県大島郡与論町茶花226-1
  • 営業時間:8:30~17:00
  • 休業日:日曜日、一部祝日
  • TEL:0997-97-2302
  • カード:不可
  • 駐車場:有
鹿児島県大島郡与論町茶花226-1
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